パリ・ロンドン・上海・サンタモニカ・ニューヨーク…。
ホテルを旅する紀行作家稲葉なおとが、11都市を訪ね、泊まり、撮りおろした、著者初めての写真集。1920年代以降、世界に伝播した美の様式アール・デコが、今もって人々を魅了し続け、都市生活に息づいていることを生き生きと伝える。

写真／稲葉なおと　

A5変型　上製本　236頁（カラー図版196点）

◆稲葉なおと (いなばなおと)
1959年、東京生まれ。東京工業大学建築学科卒業。一級建築士としてビル、マンションの建築プロデューサーを経て、98年、『まだ見ぬホテルへ』で紀行作家としてデビュー。以後、名建築のホテル、旅館を題材にした旅行記と写真を数多く発表し続ける。01年、長編旅行記『遠い宮殿』でJTB紀行文学大賞奨励賞受賞。主な著書に『名建築に泊る』、『巨匠の宿』、『遥かなるホテルへ』、『Hotels（ホテルズ）』、『ミッドナイト・ホテル』などがある。