石の彫刻家・林武史、代表作を中心にまとめた初作品集。
彫刻家・林武史(東京藝術大学教授)は、様々な石を素材に抽象彫刻を制作。
画廊や美術館だけでなく、野外での展示も行い、国内外の彫刻庭園、学生や子どもたち、地域住民とのインスタレーション、作品の上を鑑賞者が歩いたり、作品の上で茶会を開いたりする体験型作品の制作など、活動は多岐にわたる。
本書は、代表作を中心にまとめた初めての作品集。彫刻と自然、そしてそこに溶け込む鑑賞者の身体との不思議な関係があらわれる。
●日英併記(一部、日英仏のトリリンガル)
<目次>
寝返りを打つ石たち―林武史の世界に寄せて(堀江敏幸)
水田
歩く人
石間
立つ人
ポルトガル キンタ・ボタニカ
Other Works
白川スタジオ
Selected Works 1987-1999
キンタ・ボタニカの林武史の作品
ジェローム・ジュリアン=コルニック
大地・直立・揺らぎ ―林武史の彫刻の本質― 岡田潔
年譜
主な個展(2001年以降)、主な展覧会(1999年以降)
作品リスト
著/林武史
寄稿/堀江敏幸「寝返りを打つ石たち―林武史の世界に寄せて」、ジェローム・ジュリアン=コルニック「キンタ・ボタニカの林武史の作品」、岡田 潔「大地・直立・揺らぎ―林武史の彫刻の本質―」
230×190mmB5判 上製本 144頁(図版82点)
【展覧会情報】
林武史「凸凹な石」
日時:2018年9月29日(土)〜2018年11月10日(土)
会場:東京画廊 ≫
オフィシャルホームページ
林武史 OFFICIAL WEB ≫
◆林武史(はやしたけし)
1956年、岐阜市生まれ。
1980年、東京藝術大学美術学部彫刻科卒業。
1982年、東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。
1998-99年、文部省在外研究員としてパリに滞在。
2010年、岐阜県加茂郡白川町の笹平高原にスタジオを建てる。
現在、東京、埼玉を拠点に活動。スタジオは美濃白川。
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