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『ローリング・ストーン』誌創刊時からのインタビュアーで著者であり、患者のコットは危険を知らされないまま、うつ病治療のため脳に電気ショック療法をうけ15年の記憶を失った。あらゆる分野の研究者との対話で「記憶」を追求した記録。著/ジョナサン・コット 訳/鈴木 晶四六判 上製本 330頁■ジョナサン・コットは、15年間の記憶を失うという痛切な経験を利用して、私たちの脳の活動の謎を解明しようとする。私たちのこころという大海を探検する、鋭い感受性にみちた推理小説だ。 ― ヨーコ・オノ (アーティスト)■この本は、こころ、記憶、精神、科学、現実愛への、本格的で深遠な個人的探究であり、創造的で意味のある生を取り戻そうとするひとりの人間の、押しとどめることのできない意志があらわれている。 ― リチャード・ギア (俳優)■本書は記憶のすべてを明るみに出し、記憶がもつさまざまな側面の一つひとつを、楽しい、力強い、そして思索を促すような語り口で説明してくれる。これほどの創造的な力強さと鋭い知性によって、記憶が論じられることは珍しい。 ― ダニエル・ゴールドマン (心理学者)
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