東京の86カ所の神社仏閣で授与される“本当の縁起物”総180点が大集合。それぞれの由来やご利益を写真入りで紹介。
B6変型 並製本 136頁(カラー56頁)
ご利益を願うなら、やっぱり神様、仏様。
<著者のことば>
最近、巷で縁起物が流行っているのだそうです。長い不景気で辛い日々を送っている中高年層が買い求めるのはわかりますが、10代、20代の女性までが、招き猫や開運のお守りを部屋に飾っているという話も聞きます。ついには「開運グッズ専門店」なるものまで登場して、人気を集めているのだといいます。 ですが、本来、縁起物というのは神社やお寺で授かる特別な品であり、バラエティショップで気軽に買える開運グッズではなかったはずです。神仏の聖なる力が宿っていない招き猫やお守りは、ただのインテリア小物であって“縁起物”ではありません。 そこで擬物ではない“本当の縁起物”がこの東京にどのくらい残っているのか、徹底的に探してみようと思いました。その結果がこの本です。
東京の神社仏閣で授与されている“本当の縁起物”を特集する初めての本。霊験あらたかなお守りやお札、ユーモラスで愛らしい縁起物180点の由来やご利益を写真入りで紹介します。
お参りガイドマップつき、福を求めて寺社めぐりに出かけたくなる一冊です。
●寺社地図付き
<正誤のお詫び>14頁下段第2段落
(誤)愛宕神社の本尊は勝軍地蔵尊というお地蔵さまで、かつては徳川家康が戦勝祈願をした場所であった。
それが江戸に入ってから幕府の守り神となり、やがて江戸の町を火事から守る火防の神となった。
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(正)愛宕神社は徳川家康の命により建立され、火産霊命(ほむすびのみこと)を祀る江戸の火伏せの神として崇められてきた。また家康が戦勝祈願をした勝軍地蔵尊も祀られており、出世、勝運の神としても信仰されている。