「大人になってみたら、失くしてしまうものの方が多くて……」
星降る夜空を走る鉄道、古いレコード、ひとりぽっちの少年―
サンテクジュペリや宮沢賢治を彷彿させる、幻想的で蒼い世界。
ノスタルジックな心象風景で人気の高山ケンタ、初めての画集。
著/高山ケンタ
A5変型 上製本 64頁(カラー図版27点)
・旅の手帖
いずれ僕等も家路に就いて
すれ違う日々を忘れるだろう
半透明の月の光が
明け方の空に消え行くように…
僕の荷物が重いのは
少し遠回りしたせいさ
・銀のバラード
夜を鳴らせ
僕の魂
星に願いが届くまで
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