花、風景、そして人物
ミスティックな官能性を宿した生命感
洋画家・池口史子の全貌を集大成
日本藝術院会員で立軌会同人として、現代日本洋画界を牽引する画家・池口史子の初期から現在までの画業を俯瞰する画集。
第1章、学生時代から1980年代まで、第2章、異国風景への目覚め、第3章、 広がる活躍、第4章、デッサン・挿画の4章で構成される本格画集。
第4章に掲載されるデッサンからは、画家の筆致を垣間見ることができる。
<目次>
第1章 学生時代から1980年代まで〈1960―1980年代〉
第2章 異国風景への目覚め〈1989−2002〉
第3章 広がる活躍〈2002−2023〉
第4章 デッサン・挿画〈2001−2022〉
池口史子年譜
作品目録
あとがき
著/池口史子
A4変型 並製本 136頁(図版約100点)
【展覧会情報】
「池口史子展」
会場:堺屋太一記念 東京藝術大学 美術愛住館 ≫
会期:2024年4月11日(木)〜2024年6月16日(日)
◆池口史子(いけぐちちかこ)
1943年旧満州大連で生まれる。
1968年東京藝術大学大学院修了(山口薫教室)。
1974年安井賞展(92年・賞候補、93年・出品)。
1992年両洋の眼展(〜09年)。
1993年第5回倫雅美術奨励賞受賞。
2004年日加友好75周年記念「池口史子展・カナダの情景」(東京、カナダ大使館ギャラリー)、第27回損保ジャパン東郷青児美術館大賞受賞・05年記念展。
2006年損保ジャパン東郷青児美術館大賞と池口史子展(岐阜県美術館・ひろしま美術館)。
2008年池口史子展「静寂の次」(渋谷区立松濤美術館)、翌年巡回展(中国北京・中国美術館 主催中国美術館)。
2011年「寂寥という絵画―池口史子展」(池田20世紀美術館)。
2012年恩賜賞・日本藝術院賞受賞、日本藝術院会員就任。
2017年「静寂へのまなざし―池口史子展」(浜松市美術館)。
2018年美術愛住館開館記念「池口史子展」開催(2020年・同)。
現在は、日本藝術院会員、立軌会同人で、堺屋太一記念 東京藝術大学 美術愛住館名誉館長を務める。
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