[ 画像を拡大 ] |
メテオ 詩人が育てた動物(いきもの)の話 |
|
2023年2月 |
定価 : 2,750
円 (本体 : 2,500
円) |
ISBN 978-4-7630-2218-9 C0770 |
|
|
|
|
|
数量
|
|
今夜、美しい動物(いきもの)メテオが、若い詩人を迎えにみえる。
100歳を迎える志村ふくみ(染織家・人間国宝)と土屋仁応(彫刻家)が贈るふしぎな物語。
土屋仁応の木彫の動物からインスピレーションを得て、染織家・志村ふくみが書いたおとぎ話に、土屋が絵を描き下ろした。
「再生」をテーマとし、永遠なる芸術を讃えたメッセージ絵本。
「森のなかの小さな家で、いままさに天に召されようとしている若い詩人が紳士に抱きかかえられている。庭を松葉で埋めつくしてお式の準備をする庭師と息子たち。そこへターバンを巻いた老人が現れ、『今夜、美しい動物(いきもの)メテオが、あの方を迎えにみえる』と告げる。やがて、庭は、いちめん銀色の海になり……。」
芸術書100年の求龍堂が贈る、いまお届けしたい奇跡のコラボレーション。
文/志村ふくみ
絵/土屋仁応
寄稿/志村洋子
編集協力/志村昌司
A4変型 上製本 32頁(図版16点)
【展覧会情報】
志村ふくみ・土屋仁応 絵本出版記念 木彫展
「メテオ-詩人が育てた動物(いきもの)の話」
会場:アトリエシムラ京都本店 ≫
会期:2023年2月3日(金)〜2023年2月28日(火)
会場:アトリエシムラ成城 ≫
会期:2023年3月17日(金)〜2023年3月21日(火)
アトリエシムラ特設ページ ≫
◆志村ふくみ(しむらふくみ)
蚕がつくる繭からつむいだ絹の糸を、自然の植物で色とりどりに染めあげて織物をつくる染織家、随筆家。
1924年生まれ、滋賀県出身。
紬織の重要無形文化財保持者(人間国宝)。文化勲章受章。
著書:『一色一生』(求龍堂)、『語りかける花』(人文書院)、『色を奏でる』(ちくま文庫)など多数。
作品集:『織と文』『続・織と文 篝火』『つむぎおり』(求龍堂)など。
◆土屋仁応(つちやよしまさ)
木を彫って、森の動物や想像上の動物をつくる彫刻家。
1977年生まれ、神奈川県出身。
東京藝術大学大学院文化財保存学彫刻博士課程修了。
円空大賞(円空賞)受賞。
作品集:『聞耳の森』『進化論』(求龍堂)。
◆志村洋子(しむらようこ)
染織家、随筆家。
1949年、東京出身。「藍建て」に強く心を引かれ、母・志村ふくみと同じ染織の世界に入り、「都機工房(つきこうぼう)」を創設。
芸術学校アルスシムラをふくみ、息子・昌司とともに開校。
著書:『色という奇跡』(新潮社)、ふくみとの共著『たまゆらの道』(世界文化社)。
作品集:『オペラ』(求龍堂)。
庭師は、
「せっかくだから松葉のあいだに
ところどころ白と赤のおしるしをしようと思ってね、
山の赤や白の木の実も摘んできたんです。
なにしろこの松葉ってやつは月夜に銀色に光るんです」
と、せっせと息子どもを相手に
見るみる庭中を松葉で埋めつくしました。
「もしかすると今夜はそんなことがおこるかもしれませんよ。
なぜって、もうじきあの老詩人が一生かけて育てあげた
美しい動物(いきもの)メテオが訪れることになっているのです。
それは老詩人が、
ことばというたべものだけで慈しんで育ててきた動物(いきもの)なのです」
|
|
|
|
|
志村ふくみ・志村洋子 関連商品
|
|
|
|
|
|
|
志村ふくみ 染めと織り
ISBN 978-4-7630-2108-3 C0070
3,300円(本体3,000円)
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
緋の舟 往復書簡
ISBN 978-4-7630-1628-7 C0095
3,080円(本体2,800円)
|
|
|
|
一色一生
ISBN 978-4-7630-8212-1 C0095
2,776円(本体2,524円)
|
|
|
|
志村ふくみ 織と文
ISBN 978-4-7630-9426-1 C0072
5,339円(本体4,854円)
|
|
|
|
|
|
|
|
|
志村ふくみ 母なる色
ISBN 978-4-7630-9903-7 C0095
2,420円(本体2,200円)
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
伝書 しむらのいろ
ISBN 978-4-7630-1302-6 C0095
2,420円(本体2,200円)
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|