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面構 片岡球子展 たちむかう絵画 (展覧会公式カタログ) |
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2023年1月 |
定価 : 3,300
円 (本体 : 3,000
円) |
ISBN 978-4-7630-2215-8 C0071 |
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数量
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「面構(つらがまえ)」院展出品全作[作品解説付き]
片岡球子は1905年札幌市生まれの日本画家。61歳で愛知県立芸術大学開校に際し日本画科主任教授就任、若い学生と共に新たな日本画を目指す決意のもと「面構」シリーズを制作開始。「面構」は2004年まで38年間44点を出品したライフワーク。片岡球子にとって「富士」と並ぶ画業真髄のテーマ。
本書は、片岡球子の迫力ある「面構」シリーズの初期から晩年までの作品を網羅。面構の創造の過程を含めたデッサンや、小下図など資料と共に最晩年まで再興院展に出品しつづけた「面構」シリーズを全点掲載。
日本画家・片岡球子「面構」シリーズが一堂に会する展覧会の公式図録兼書籍。
<目次>
ごあいさつ
「片岡球子のいま ─ 「面構」シリーズとの対話のために」/水沢勉(神奈川県立近代美術館長)
「57年前の「面構」―これからの片岡球子論に向けて」/小金沢智(キュレーター、東北芸術工科大学専任講師)
図版 片岡球子「面構」シリーズ
「「面構」創造の現場―小下絵・資料から」/土岐美由紀(北海道立近代美術館学芸統括官 兼企画推進課長)
年譜
作品リスト
小下絵・スケッチリスト
参考文献
編/そごう美術館、北九州市立美術館、岩手県立美術館
A4変型 並製本 136頁(図版96点)
【展覧会情報】
「面構 片岡球子展 たちむかう絵画」
会場:そごう美術館 ≫
会期:2023年1月1日(日)〜2023年1月29日(日)
会場:北九州市立美術館 分館 ≫
会期:2023年4月8日(土)〜2023年5月21日(日)
会場:岩手県立美術館 ≫
会期:2023年6月3日(土)〜2023年7月17日(月)
※本書は本展の公式図録兼書籍です。
◆片岡球子(かたおかたまこ)
1905(明治38)年、北海道札幌市に生まれる。
1923(大正12)年、女子美術学校(現・女子美術大学)日本画科高等科に入学。
1926(大正15・昭和元)年、横浜市大岡尋常高等小学校(現・横浜市立大岡小学校)の教諭となる。
以後30年間教鞭をとりながら制作を続けた。
1930(昭和5)年、第17回院展に初入選。
1952(昭和27)年、第37回院展で大観賞を受け、院展同人となる。
1965(昭和40)年、第8回日本国際美術展に《火山(浅間山)》を招待出品し、神奈川県立近代美術館賞を受ける。
1966(昭和41)年、「面構」シリーズに着手。
1970(昭和45)年、藤沢市辻堂東海岸に転居。この地で終生制作を続ける。
1979(昭和54)年、初の回顧展「片岡球子展−人間心理の鮮烈な描写−」を神奈川県立近代美術館 鎌倉で開催。
1989年(昭和64・平成元)年、文化勲章を受ける。
2005(平成17)年、「現代日本画の巨匠 片岡球子展−100歳を記念して」を神奈川県立近代美術館 葉山で開催。
2008(平成20)年、103歳で逝去。
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