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おもしろい、うれしい、なつかしい、せつない。
長谷川義史が描く世界は、たくさんの気持ちがつまっている。
絵本作家 長谷川義史の初作品集
創作の軌跡をこの一冊に!
絵本作家として活躍中の長谷川義史は、イラストレーターとして活動を始め、劇団のポスターが編集者の目に留まり、2000年に絵本デビュー。これまでに100冊以上の絵本を手がける。
絵筆を用いたダイナミックな筆致で描き出される「手描き」の印象の強さと、ちょっとユニークな登場人物たちが特徴。「オチ」のある展開と、故郷である大阪や家族を題材にした作品には、思わずクスッと笑ってしまったり、ホロリとさせられたりする一方で、作家自身も真摯に捉える戦争や震災を題材にした作品では、身の回りにある「幸せ」について改めて考えさせられる。
どの作品にも共通するのは「世界中のみんなが笑っていてほしい、幸せであってほしい」という作家の願い。
2012年から出演するMBSテレビ『ちちんぷいぷい』の「とびだせ!えほん」コーナーでは、関西を中心に各地を訪れスケッチを描くほか、年間約100回もの絵本ライブを全国各地で開催。10年以上続くイラストの連載や、近年では翻訳絵本も手がけるなど、創作活動の幅を広げている。
本書は、長谷川義史の著作絵本の原画を中心に、初期のイラストレーション、立体作品など絵本以外の作品も取り上げ、「絵本作家・長谷川義史」の魅力を余すところなく紹介。絵本作品はユーモアあふれる作品『いいから、いいから』『だじゃれ日本一周』、家族を描いた作品『おへそのあな』『てんごくのおとうちゃん』、震災や平和をテーマにした作品『ぼくがラーメン食べてるとき』『ぼんやきゅう』にも触れ、創作の基となる「笑いと平和」の思いを伝える。
本書は、2022年6月25日からの姫路文学館を皮切りに、全国を巡回する展覧会「とびだせ!長谷川義史展」の公式図録兼書籍。
<目次>
プロローグ
1 絵本作家へ
2 家族 藤井寺散歩―子ども時代を過ごした町を訪ねる、対談 長谷川義史×スズキコージ
3 絵本作家のよこがお コラム 絵本の描き方
4 未来の子どもたちへ
5 幸せのあいことば
メッセージ
作品リスト
著作リスト
著/長谷川義史
195×195mm 並製本 240頁(図版約208点)
【展覧会情報】
「とびだせ!長谷川義史展」
会場:姫路文学館 ≫
会期:2022年6月25日(土)〜2022年9月4日(日)
会場:大丸ミュージアム京都 ≫
会期:2022年9月17日(土)〜2022年10月3日(月)
会場:佐野美術館 ≫
会期:2023年7月1日(土)〜2023年8月27日(日)
会場:イルフ童画館 ≫
会期:2023年9月23日(土)〜2023年12月4日(月)
会場:奈良県立万葉文化館 ≫
会期:2024年3月16日(土)〜2024年5月6日(月)
※本書は本展の公式図録兼書籍です。
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