藝術無終
― 永遠に未完
独立美術協会で活躍する、日本芸術院会員で文化勲章受章者の油彩画家・奥谷博は、2022年に米寿を迎える。
本書は大規模回顧展「奥谷博 ― 無窮へ」(2021年11月3日〜2022年1月16日高知県立美術館、2月12日〜4月3日神奈川県立近代美術館)の公式図録兼書籍。
奥谷は色鮮やかで細密な描写で丹念に描きながら、現実にはあり得ない空間を創り出していく。その創作テーマは、風景、静物、動物、自画像、家族像、世界遺産、仏像と多岐に渡るが、どれも見る者に強烈な訴求力を与えつづける。
時を経てさらに鮮烈なイメージを放つ奥谷博の世界を纏めた最新画集。
<目次>
奥谷藝術― 絵画の詩法で歌う生命讃歌/高階秀爾(美術評論家)
藝術無終―ART IS NEVER FINISHED ―/奥谷博
奥谷博 無窮動の絵画/水沢勉(神奈川県立近代美術館長)
図版
奥谷博の宿毛時代/塚本麻莉(高知県立美術館学芸員)
宿毛時代の作品
奥谷博の《鏡の中の自画像と骨》/籾山昌夫(神奈川県立近代美術館普及課長)
奥谷博略年譜/渡邉美喜編
奥谷博主要参考文献目録/渡邉美喜編
作品リスト
著/奥谷博
A4変型 並製本 166頁(図版110点)
【展覧会情報】
「奥谷博 ― 無窮へ」
会場:高知県立美術館 ≫
会期:2021年11月3日(水)〜2022年1月16日(日)
会場:神奈川県立近代美術館 ≫
会期:2022年2月12日(土)〜2022年4月3日(日)
※本書は本展の公式図録兼書籍です。
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