画家小林孝亘は毎日普通に暮らし、当たり前のように絵を描く。人気現代アート作家の初めての書き下ろしエッセイ
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現代美術 > ふつうの暮らし、あたりまえの絵 小林孝亘の制作ノート

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ふつうの暮らし、あたりまえの絵 小林孝亘の制作ノート


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ふつうの暮らし、あたりまえの絵 小林孝亘の制作ノート
2016年12月
定価 : 2,420 円 (本体 : 2,200 円)
ISBN 978-4-7630-1633-1 C0070
数量 


無駄な時間は、決して無駄ではない。
初めてのエッセイ!

画家・小林孝亘は毎日、ふつうに暮らし、あたりまえのように絵を描く。
画家はいつもどんな風に考え、何を感じとっているのだろう?


人気現代アート作家として活躍する、小林孝亘・初めての書き下ろしエッセイ。
大学を卒業し、画家として生きたい一途な思いとは裏腹な現実の厳しさの中で、周囲の不理解や制作と生活の両立の難しさに直面し、自分を「潜水艦」に見立て心を守りながら描いていた時代を経て、バンコクでのゆるやかな時間や人々と出会いで、自分の殻である潜水艦を必要としなくなり、人との距離が自然に作れるようになっていったことなどが、心地良い風のような語りで綴られていく。
小林孝亘という画家の生き方を通じて見えるのは、衣食住を繰り返す日々の暮らしの中にある何でもないようなことを丁寧に見つめる眼を保つことが、画家として何を表現したいのかということを感じることができるようになることに?がると、実体験を元に淡々と説いてゆく。
静かな語り口の中に、ぶれない優しさと強さを感じる、いつも枕元に置いておきたくなるような一書。
巻頭には日々続ける制作ノートの様子をカラー32頁で紹介。
巻末には小林孝亘にとって自分の殻を抜け出すきっかけになった、バンコク等への旅日記を紹介。

著/小林孝亘

四六判 仮上製本 192頁(カラー図版約50点)

オフィシャルホームページ
小林孝亘 OFFICIAL WEB ≫

◆小林孝亘(こばやしたかのぶ)
1960年 東京日本橋に生まれ、思春期を大阪で過ごす。
1986年 愛知県立芸術大学美術学部油画科卒業。
1996年 VOCA展で奨励賞を受賞。
1996〜97年 文化庁芸術家在外研修員としてバンコクに滞在し、98年にはアート・スコープ’98派遣アーティストとしてフランスのロト・エ・ガロンヌにて滞在制作を行う。
2002年 『ひかりのあるところへ 小林孝亘作品集』(日本経済新聞社)刊行。
2014年 横須賀美術館で大規模な個展を開催し、『小林孝亘 私たちを夢見る夢』(青幻舎)刊行。
1999〜2012年 東京とバンコクで暮らしながら制作を続けていたが、2013年からは神奈川県逗子の海辺に暮らす。