『寂聴源氏』全54帖装幀画で培った暗示的な表現、抽象的な発想、
時として装飾的な描写……日本の伝統に潜む前衛性を探り当て、抽象画への新生面を切り拓く石踊ワールド。
初期人物画、オブジェを加えた作品87点を収録！

現代日本画壇の第一人者で、「平成の琳派」と呼ばれ人気の高い石踊達哉の全仕事を4巻構成で普及版として刊行。
第3巻『抽象のまなざし・幻想の裸婦』は、石踊芸術の根幹を形作る抽象作品と、初期の裸婦像を収録。
作家自身によるコメントなども掲載。次巻以降は約2か月毎に刊行予定。

Part 1：抽象のまなざし
Part 2：夢見るエロスの妖精たち
Part 3：オブジェ的思考
作品リスト
略歴

著／石踊達哉
執筆／本江邦夫（多摩美術大学教授）、鳥山玲（日本画家・O美術館館長）

245×260mm　並製本　120頁（図版87点）

オフィシャルホームページ
石踊達哉 OFFICIAL WEB　≫

◆石踊達哉(いしおどりたつや)
1945年　旧満州に生まれる。
1970年　東京藝術大学大学院修了。
1976年　春季創画展春季展賞。
1990年　両洋の眼展（−09、99・河北倫明賞）
1998年　瀬戸内寂聴と「源氏物語」展（高島屋東京店他）
2000年　個展（パリ、三越エトワール）
2001年　パリ・ニース帰国記念展 （日本橋三越）
2006年　個展（渋谷区立松濤美術館）
2007年　個展（鹿児島市立美術館）、個展（高崎市タワー美術館）、金閣寺方丈杉戸絵、客殿格天井画制作。
2008年 『石踊達哉画集−咲く』刊行（小学館）
現在、無所属。