スケッチブックに集められた 風景の痕跡たちが
時を経て キャンバスでひとつになり 風景画となる
私はスケッチすることに出合うことができて、ほんとうに、良かったと心から思う。―― 津上みゆき
2013-16年にかけて、旅先で描いたスケッチ、書きとめた言葉は、スケッチブック数十冊におよぶ。
膨大なスケッチがキャンバスの上で「風景画」になるまでの、画家が辿った道すじを体感できる新感覚の作品集。
独特の色彩でキャンバスに描かれた風景画に、私たちは自由に自分の風景を思い浮かべ、風景を介して画家と共鳴する。
著/津上みゆき
A5判 並製本 136頁(作品約80点)
【展覧会情報】
4/23-5/29 個展「時の景、つなぐとき」(ポーラミュージアムアネックス)
4/30-5/29 個展「時の景、つもるとき」(ギャラリー・ハシモト)
5/11-5/14 作品展示(アートフェア東京)
◆津上みゆき(つがみみゆき)
1973年 東京都に生まれ大阪に育つ。
1998年 京都造形芸術大学大学院芸術研究科修了。
1997年より一貫して「View」と名付けられた風景画を描き続ける。
2003年 VOCA展にてVOCA賞を受賞。
2005年 倉敷の大原美術館主催の滞在制作プログラム「ARKO」に招聘され、自然光のみのアトリエで制作することを経験、同館にて個展を開催。
2008年 スパイラルガーデン(東京)
2013年 一宮市三岸節子記念美術館(愛知)にて個展開催。
2013−14年に五島記念文化賞・美術部門新人賞を受賞、助成を受けイギリスにて研修。
2015年 文化庁新進芸術家海外研修制度(短期研修員)及び、ポーラ美術振興財団、朝日新聞文化財団、野村財団の助成を受け、ドイツ・ブランデンブルク州主催プロジェクト内の特別展のため滞在制作。
ドミニカナークロスター・プレンツラウ(ドイツ)にて津上みゆき「日本の風景―ウッカーマルクの風景」展を開催。
|