中国の伝統 水墨画の筆使い、日本の伝統 岩彩技法のコラボ。
金や銀の箔をふんだんに使いダイナミックに描きながら、日本画の岩絵の具と中国の水墨を組み合わせる独特な作品世界。 著名な水墨画家を父に持ち、幼少から水墨画を学び身につけた卓越した伝統技法を駆使しつつ、デザインから学んだ構図や現代的表現が見るものに強い印象を与える。 来日して20年、日中両国の技術を吸収してきた期待の画家、待望の初作品集。
著/曽勤(そうきん) 寄稿/池田政治(東京藝術大学名誉教授・東京工科大学デザイン学部長)、味岡義人(渋谷区立松濤美術館・上席研究員)
A4判 並製本 98頁(作品図版44点)
◆曽勤(そうきん) 1969年 中国重慶生まれ。 国立四川美術学院デザイン科で学び、来日。 中国で高名な画家である曽令富を父に持つ。 2007年 埼玉県立近代美術館で開催された「第10回日中書画芸術大展」で優秀賞を受賞。 2013年 東京都美術館の「第30回墨美展」に招待出品(以降毎年)。
現在は、日中現代墨画会を主催し?崎で水墨画の指導をするほか、NHK文化センター他で講師を務める。日本美術家連盟会員、日本華僑華人文学芸術界連合会理事、日中文化交流協会会員。
|