求龍堂選書シリーズ《 青木繁 》
彼は日本近代美術史の中に厳密に認められながらも、
西洋をも含めた世紀末美術の画家として存在することを見逃してはならない
日本近代美術史のなかでも突出した存在である明治期の夭折の洋画家、青木繁 (1882年/明治15年-1911年/明治44年)。
その《海の幸》《わだつみのいろこの宮》などの作品とラファエロ前派や世紀末美術などの海外美術のかかわりを考察しながら、「日本」や「西洋」という枠組みを越えた世界美術史的観点で、新鋭の研究者が青木繁の作品を解釈した画期的な書。
著/高橋沙希
四六判 並製本 288頁(図版106点)
◆高橋沙希(たかはしさき)
2014年、関西大学大学院東アジア文化研究科博士課程修了。
博士(文化交渉学)日本美術史専攻。
関西大学非常勤講師。
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