それは、消え入りそうになっても「光」を見ようとする、
自らの生命を造形することであった。

2002年2月5日。400年以上前、長崎で26人が殉教した同じ日に、舟越保武の生命の「光」は静かに消えていった……。
まさに生命をかけての彫刻制作だった。

大理石や砂岩などの石によって造られた静謐な世界が多くのファンを魅了する、戦後日本の具象彫刻界を代表する作家の一人、舟越保武の作品と生涯を回顧する一書。
20年ぶりに郷里の岩手県立美術館で開催される大規模な回顧展に合わせ刊行。
所蔵作品と国内外の代表的な作品約60点に加え、未公開のものを含むドローイング多数交えて展開。

＜目次＞
ポートレート
光を見る者――舟越保武と芸術の秘儀／若松英輔
父のことをすこし／舟越桂
永遠の時を求めて／大野正勝
舟越保武、その人／吉田尊子

図版
第1章　彫刻への憧れ――東京美術学校受験の頃から　1933年〜1943年頃まで
第2章　模索と拡充――戦後　1945年頃〜1958年頃まで
第3章　《長崎26殉教者記念像》　1958年〜1962年まで
第4章　信仰と彫刻――《原の城》・《ダミアン神父》の頃　1962年〜1975年頃まで
第5章　静謐の美――聖女たち　1975年〜1986年頃まで
第6章　左手による彫刻――最後の出品作品まで　1987年〜1998年まで
素描（第1章〜第6章　彫刻作品関連）

作品解説
彫刻作品目録
素描作品目録
舟越保武年譜
主要参考文献

著／舟越保武
寄稿／ 若松英輔 (作家)、舟越桂 (彫刻家)、大野正勝 (岩手県立美術館首席専門学芸員兼学芸普及課長)、吉田尊子 (岩手県立美術館学芸員)

B5変　並製本　152頁　作品60点 ドローイング多数

【展覧会情報】
「舟越保武彫刻展　まなざしの向こうに」
会場：岩手県立美術館　≫
会期：2014年10月25日(土)〜2014年12月7日(日)
会場：館山市立美術館　≫
会期：2015年1月24日(土)〜2015年3月22日(日)
会場：練馬区立美術館　≫
会期：2015年7月12日(日)〜2015年9月6日(日)
※本書は本展の公式図録兼書籍です。

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「舟越保武 まなざしの向こうに」 2002年2月5日。400年以上前、長崎で26人が殉教した同じ日に、舟越保武の生命の「光」は静かに消えていった……。 まさに生命をかけての彫刻制作だった。 大理石や砂岩などの石によって造られた静謐な世界が多くのファンを魅了する、戦後日本の具象彫刻界を代表する作家の一人、舟越保武の作品と生涯を回顧する一書。 公式図録兼書籍。 #舟越保武 #舟越桂 #岩手県立美術館 #館山市立美術館 #練馬区立美術館 #美術館 #展覧会 #彫刻 #展覧会図録 #展覧会カタログ #美術 #芸術 #アート #画集 #作品集 #美術書 #芸術書 #プレゼント #贈り物 #読書 #フォローミー #求龍堂 #art #essay #artbook #Japaneseart #Sculpture #followme #likeforlike #kyuryudo

求龍堂(@kyuryudo_art_publishing)がシェアした投稿 - 2020年 7月月17日午前4時29分PDT