[ 画像を拡大 ] |
千日の瑠璃 《究極版》 (上) |
|
2014年1月 |
定価 : 3,080
円 (本体 : 2,800
円) |
ISBN 978-4-7630-1410-8 C0093 |
|
|
|
|
|
数量
|
|
改造超絶!
丸山健二の最高傑作を凌ぐ、最高傑作。
この世を描き切る「万物の文学」
丸山健二、22年ぶりの大改造
《世一》という少年の一粒の命が照らす、「この世」という凡庸であっても網の目のように込み入った世界の中で、生と死が、光と闇が生まれては消えてゆく……
生きとし生けるものの悲しみと輝きが詰まった1000日間の物語。
縫うように、何処からともなくふらりと現れる、青色の服を纏った少年世一と、肢体不自由ゆえに『心魂自由児』である彼に命を救われた禁鳥オオルリは、遭った途端、切っても切れぬ絆で結ばれた。舞台は湖と山々に囲まれた片田舎まほろ町。ある日、刺激と豊かさに飢える町に3人のならず者と、シクラメンだけを抱えた娼婦がやって来る。そこへ持ち上がるリゾート開発計画の話。野望や欲が滲みだし、歯車が狂い始める町と人々の行く末を、冷ややかに且つ清浄な眼差しで眺める世一とオオルリの輝く魂の行方は……
「私は風だ」という出だしから始まり、「私は棺だ」「私は口実だ」「私は生ビールだ」「私は退廃だ」……と1000通りの語り部で綴られる『千日の瑠璃』が、22年ぶりに大改造が加えられ、鮮やかな色彩と感情の交錯する圧倒的な存在感をもって復活。
改造作業を終えた丸山健二が筆を置き難かったという、《世一》の短くも輝き通した人生の物語。
2014年に古希を迎えた丸山健二の記念碑的作品。
著/丸山健二
四六判 上製本 1,016頁(上下巻分冊)
◆丸山健二(まるやまけんじ)
1943年、長野県飯山市生まれ。
史上最年少の23歳で文學界新人賞、芥川賞を受賞。
郷里の長野県に移住後、文壇とは一線を画し独自の創作活動を続ける。
2013年、書き下ろしで中・短編集10巻連続刊行を宣言。
合わせて、幼少期に読んで衝撃を受けたメルヴィルの超大作『白鯨』の超訳本も刊行。
また「丸山健二文学賞」を設立。才能の発掘にも取り組み始めた。
|
|
|
|
|
丸山健二 関連書
|
われは何処に
ISBN 978-4-7630-1708-6 C0095
2,200円(本体2,000円)
|
|
|
|
|
|
丸山健二 花々の指紋
ISBN 978-4-7630-0531-1 C0095
2,200円(本体2,000円)
|
|
|
|
丸山健二 荒野の庭
ISBN 978-4-7630-0505-2 C0095
2,200円(本体2,000円)
|
|
|
ときめきに死す
ISBN 978-4-7630-0667-7 C0093
1,980円(本体1,800円)
|
|
|
|
サテンの夜
ISBN 978-4-7630-0669-1 C0093
1,980円(本体1,800円)
|
|
|
|
朝日のあたる家
ISBN 978-4-7630-0668-4 C0093
1,980円(本体1,800円)
|
|
|
|
三角の山
ISBN 978-4-7630-0636-3 C0093
1,980円(本体1,800円)
|
|
|
水の家族
ISBN 978-4-7630-0635-6 C0093
1,980円(本体1,800円)
|
|
|
|
赤い眼
ISBN 978-4-7630-0634-9 C0093
1,980円(本体1,800円)
|
|
|
|
惑星の泉
ISBN 978-4-7630-0723-0 C0093
1,980円(本体1,800円)
|
|
|
|
さすらう雨のかかし
ISBN 978-4-7630-0801-5 C0093
1,980円(本体1,800円)
|
|
|
|
|
|
|
風を見たかい?
ISBN 978-4-7630-1309-5 C0093
1,760円(本体1,600円)
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|