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丹波の名陶 |
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2009年10月 |
定価 : 33,000
円 (本体 : 30,000
円) |
ISBN 978-4-7630-0908-1 C0072 |
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丹波の民に継がれし八百年の炎。歴史を語る名品集成。
◆<民陶>の歴史を語る丹波焼 ・丹波焼は日本六古窯の一つである。初めて平安時代末期に窯の煙をあげて以来800年、途絶えることなく承け継がれ、「我が国<民陶>の歴史を語る焼物」として親しまれている。
・穴窯期…桃山時代まで続いた穴窯で焼かれた品々は、紐造りの造形の上に焼成による自然釉や火色が力強い。
・登窯期…慶長末年(江戸初期)より導入された登窯が生み出した器は、轆轤成形と釉薬による、用に即した様々な形や文様が美しい。
・今日、時として日常の生活に溶け込み、時として茶席を飾る、まさに自由で日本らしい焼物といえるであろう。
◆渾身の撮り下ろし写真。豊富な論文。 ・丹波焼の伝統美に現代を代表する写真家藤森武が挑んだ。かつて師土門拳と歩いた丹波篠山へおもむき、丹波焼に息づく命の炎と対話し、大型アナログカメラによる撮影を敢行した。
・本書は著名研究者による論文を豊富に掲載している。丹波焼の姿を鑑賞し、学術性の高い文により深い理解へと導く。作品名や主要文を日英で併記し、海外への丹波焼の紹介にも適する。
・本書を企画した丹波古陶館は平成21年に開館40周年を迎える。本書はその記念として出版し、初心者から研究者まで、あますところなく丹波焼の魅力をつたえるものである。
○本書の構成 第1章 自然釉の美【中世】 第2章 丹波の茶陶 第3章 窯変の美【近世】
○作品点数 作品 : 約100点120カット〜150カット 古窯址及び発掘陶片 : 約10カット 風景及び生花 : 約10カット
編集/中西薫(丹波古陶館館長) 撮影/藤森武(日本写真家協会会員、土門拳記念館理事・学芸員) 装丁/坪内祝義(TOKIデザイン室主宰、グラフィックデザイナー)
B4変型 上製本函入り 280頁(カラー208頁)
左:大壺 室町時代初期(南北朝)高38.2cm 中:大徳利 室町時代末期 高31.3cm 兵庫陶芸美術館(田中寛コレクション) 右:耳付水指 桃山時代 高17.6cm 広島・上田流和風堂
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